ご自身とパートナーの性別・年齢
夫 39歳男性
妻 33歳女性
不妊検査・不妊治療を始めた時の年齢と現在の治療ステータス
不妊検査を始めた頃
夫37歳、私31歳
現在はお休み中
不妊検査・不妊治療を始めるまでの経緯
結婚して1年経っても妊娠せず、周りの友人から続々と妊娠報告を受けたこともありかなり焦っていました。
ネットなどで妊娠しやすい方法を調べて試してみたりもしましたが、早めに病院で具体的に調べてもらいたいと思うようになりました。
まずは私だけでもと思い、子宮がん検診や血液検査などを受けましたが、私自身には特に異常はないという結果が出ました。
その後、男性不妊について気になりだし夫に相談しました。
夫はすぐに検査を受けたいと言ってくれたので、病院に問い合わせて検査を受けました。
その結果、夫に原因があることが発覚しました。
受けた治療の経緯
夫は再検査を受けましたが、その結果も良くなかったことから、TESE(精巣内精子回収術)を受けることになりました。
それでも精子の回収には至りませんでした。
その後、病院側からこれ以上の治療を続けたいならと別の男性不妊の治療に特化した病院を紹介していただきました。
紹介していただいた病院では、microTESEを行い精子細胞を採取することができました。
精子細胞を回収できたので、それを用いて顕微授精を行うことになりました。
それに伴い、私は卵管造影検査を受け卵管にも異常が無いことを確認し、採卵のための自己注射の手順を教えてもらいました。
現在は顕微授精のために貯金をするためお休み中です。
治療を受けた病院を選んだ理由
はじめに検査のため訪れた病院は、不妊治療で有名な病院でした。
自宅からも比較的近いのと、産婦人科と不妊治療外来が入り口から分けられていました。
産婦人科の病室の雰囲気も良く、治療から出産までお世話になるつもりで選びました
紹介していただいた病院は、男性不妊では国内でも唯一の治療を行なっていると教えてもらいました。
当時の私たちにとっては最後の砦のような存在でした。
私たちと同じように県外から来ている患者さんも多く、来院の際のサポートもしているということだったので選びました。
不妊検査・不妊治療を検討されている方へのメッセージ
私の場合、事実を受け入れるのに時間がかかりました。
どうして自分がこんな思いをしないといけないのかという気持ちが大きくなり、一番辛い立場であるはずの夫に当たったこともあります。
そんな時に夫から、「自分も辛いけどそれでもやっぱり一番辛いのは〇〇(私)の方だよ」と言われました。
自分に原因があっても、結局子どもを授かるためには女性の負担が多いからと。
夫にそう言われて、1人ではなく夫婦で頑張るんだと思い直しました。
どんなことも2人でしっかり話し合い、お互いに納得しあって決めなければならないと思います。
当たり前のことのようですが、不妊治療となるとどうしても男性は他人事のようになってしまうので、治療方法など分かりやすく説明してあげないといけません。
不妊治療を進めていく上で、体のこと、考えていること、治療のこと、お金のことなど大切なことはたくさんあります。
ですが、やはり一番は夫婦で乗り越えていくことだと思います。
どんなに辛い治療でもお互いに支え合っていれば、不妊治療に挑んでいけます。