ご自身とパートナーの性別・年齢
本人(妻)31歳、夫31歳
不妊検査・不妊治療を始めた時の年齢と現在の治療ステータス
28歳から専門外来通院開始、現在出産済み
不妊検査・不妊治療を始めるまでの経緯
25歳で結婚し、半年後から子作りを開始しました。
当時まだ若かったこともあり、不妊体質であるとは思わず病院に行こうとまでは考えていませんでした。
その後転職や引っ越しはあったものの、一向に妊娠する気配がなく、後から結婚した知人たちが次々と妊娠していくのを見て強い焦りを感じていきました。
3年も妊娠しないのはさすがにおかしいと思い、まずは不妊専門外来を受診することを決めました。
受けた治療の経緯
まず不妊検査(男性不妊検査、卵管通水、血液検査など)とタイミング法を並行して1年間続けました。
私の場合あまり重篤な原因が見つからず、考えられる要因としては「排卵障害(生理は毎月あるのに排卵されていなかった)」と「精子の運動率低下」ということでした。
12回行なったタイミング法ではかすりもしなかったため、人工受精(AIH)に進みました。
その後2回目で妊娠に至りました。
一連の治療中はずっと排卵促進剤としてクロミッド錠の服用と各種サプリの処方がありました。
サプリは鉄分、ビタミン系、葉酸だったと思います。
治療を受けた病院を選んだ理由
まず自宅から比較的近く、出勤前後に寄ることができるアクセスの良さで選びました。
当時すでになかなか妊娠できないことについてとても悩んでいて、外出時に妊婦さんを見るだけで1日落ち込んだりしていたので、とにかく「不妊専門外来」のみ行なっているクリニックを探しました。
待合室に妊婦さんや子供たちがいると毎回辛いと思ったからです。
不妊外来では同じ目的で通院しているであろう方がたくさんいらっしゃって、同じ目標に向かってみんなで頑張っている感じがして元気付けられました。
結果的にこの選択は精神的にとても良かったと思います。
不妊検査・不妊治療を検討されている方へのメッセージ
私は運良く人工授精数回で授かることができましたが、この世界は本当に「努力は必ず報われる」とは限らないのが辛いところです。
しかし頑張っているのになかなか妊娠しない、と少しでも感じている方がいたらとりあえず病院に行ってみて頂きたいと思います。
病院に行って何か原因が見つかれば、治せばきっと、という希望を持つことができるはずです。
私のように何も原因がないのに妊娠できないという方も、何もしないより今行動を起こしている、ということが心の拠り所になるはずです。
不妊外来は怖いところでも恥ずかしいところでもありません。
あんなに病院に行くことを渋っていた時間が勿体無いと感じるほど、生まれてきてくれた我が子は可愛いです。
どうか勇気を出して受診してみてほしいと思います。