不妊治療に薬ってあるの?

不妊治療に薬はある?

男性の不妊を解消して妊娠の成功確率を上げるための不妊治療ですが、どんな治療になるのかあまり想像がつかない方も多いでしょう。
風邪やインフルエンザの治療のように薬などがあるのでしょうか?
飲み薬になるとは限りませんが、男性の不妊治療に使われる薬はあります。
主に二種類に分けられ、内分泌療法と非内分泌療法とがあります。

内分泌療法とは、ホルモン製剤が薬となる療法です。
精子は体内にあるホルモンによって作られますから、これが不足している方は精子もあまり作られなくなり、不妊へとつながるのです。
原因はホルモンの不足ですから、それを補うのが有効な治療となり、ホルモン製剤を薬として処方されます。
飲み薬になるのではなく注射での投与となることが多いです。

非内分泌療法とは漢方薬、ビタミン剤、抗酸化剤などを薬として使う療法です。
精子の数が少なかったり、それぞれの精子の運動が活発でない場合に使われたりします。
これで男性側の不妊の原因が改善する例もありますが、必ず効き目があるとは限らず、試してもあまり改善が見られない場合もあります。

薬だけで不妊は解消する?

ご紹介したように不妊にも薬があるのですが、これだけで不妊は解消するのか気になりますよね。
これは残念ながら、薬だけでは解消しないことがあります。
不妊の原因は多様で、厳密には原因が何なのか特定が難しいこともあります。
そのようなものですから、薬を飲むだけで不妊が解消するとは限らないのです。

先にご紹介した薬で不妊が改善する例もありますが決して特効薬というわけではなく、使ったけれど効果がなかったという事例もあります。
そのため不妊治療では医師による生活指導のほか、手術による治療が行われることもあります。
どんな治療をやるのがいいのかは患者の症状とこれまでに行った治療の結果などから医師が最善の方法を提案していきます。
どんな治療をするかは診察を受けた医師とよく相談しながら決めていくといいでしょう。

男性の不妊治療を受けられるクリニックは?

ご紹介したように薬や生活指導、手術など、男性の不妊治療はいろいろとあるのですが、これらを実際に受けたいときクリニックは東京だとどこがあるのでしょうか?
東京にはたくさんの病院がありますが、たとえば新宿エリアに一つ病院があります。
病院全体の診療科目は産婦人科となっていますが、男性の不妊症専門の外来があり、こちらで男性の症状について相談できます。
治療前の検査もいろいろなものを受けられます。
一つの候補として知っておくといいでしょう。