・基本的な流れ
不妊治療はどういう流れで行われるのか、全く想像がつかないかとおもいます。
専門医の指導の元で行われるので、変な治療を無理矢理受けさせられる訳ではないので安心して下さい。
でも一応の流れだけでも、把握しておいて損はないでしょう。
まずは基本検査です。
子供がなかなか授からい理由は、色々と考えられます。
もしかしたら、体に何らかの不調が出ているかもしれません。
体の不調を見つけ出すために、超音波検査・子宮がん検査・血液検査を行います。
検査は女性だけでなく、男性も行います。
基本検査は体の状態をただ調べるだけでなく、不妊治療の方法を決める上でもなくてはならない検査です。
・治療方針は夫婦によって変わる
夫婦がどういう治療方法で不妊治療に取り組むかは、その時になってみないと分かりません。
例えば、妊娠しやすいように卵胞を育てる排卵誘発法があります。
しかし排卵誘発法には色々と種類があり、人によっては体にかかる負担が大きくなることもあります。
希望のために行う不妊治療が、絶望を招いてしまっては意味がありません。
排卵誘発法だけでなく、他にも様々な方法があります。
医師から不妊治療の方法について、何らかの形で説明は入るでしょう。
でも医師から説明を受けたからと、「絶対に受けなければならない」という訳ではありません。
どういう治療を行うのかの最終決定は、医師ではなく夫婦にあるのです。
・妻だけでなく夫で決まることもある
不妊治療は妻側だけでなく、夫側の状態によっても流れは変わります。
例えば精子の数の少なさが理由で、妊娠に結びつかなかったとしましょう。
でも「精子の数が少ない」と一言で言っても、程度は千差万別です。
場合によっては、夫が治療を受けることもあります。
夫側の治療にも対応している病院ならば何とかなるでしょうが、対応していなければ他の病院を探す必要もあります。
不妊治療は、1人だけが頑張れば何とかなるものではありません。
妻と夫が手を取り合い協力して、初めてできる治療法です。
・妊娠を希望しているのなら
妊娠を希望しているのなら、なるべく早く行動に移すようにしましょう。
年齢が高くなると、婦人科疾患のリスクも自然と高くなります。
もし婦人科疾患にかかっていれば、疾患治療が優先されるからです。
ちなみに、生活習慣を少し見直すのもある種の”不妊治療”です。
お酒やタバコをなるべく控えて、健康的に過ごすことを心がけて下さい。
そして年に1回でいいので健康診断を受けて、自分の体を労ってあげましょう。
パパとママの健康管理も、立派な”妊活”の1つです。